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初めて交通事故に遭ってどうすればいいかわからないというあなたに
お役立ち情報を発信しています。
少しでもあなたのお力になれればと思います。
今回から皆さんが加入している任意保険の補償内容を数回に分けて詳しく解説していこうと思います。
いざという時に助けてくれる任意保険ですが、契約内容によっては思っていた補償内容と違う。という事もありますので、一度ご自身が加入している保険の補償内容をチェックしてみてください。
今回は人身傷害補償保険について
人身傷害補償保険とは
人身傷害補償保険は事故によって契約者がケガをしてしまった時に、過失割合に関係なく損害金額が支払われます。
また人身傷害補償保険は単独事故によってケガをしてしまった、当て逃げによってケガをしてしまった場合でも適用されます。
対人賠償保険の対象はあくまで「他人」に限られますが、人身傷害補償保険は自分や家族を守る為の保険になります。
人身傷害補償保険のメリット
過失割合に関係なく損害金額を補償してもらえる
人身傷害補償保険では交通事故によってケガをしてしまった時の治療費、ケガによって仕事を休んだ場合の休業補償、慰謝料などが支払いの対象になります。
※保険内容によっては限度額が設定されていますので、一度確認されておく事をおススメします。
そして人身傷害保険では過失割合に関係なく、損害金額を補償してもらえるという特徴があります。
例として…
過失割合が自分30％、相手が70％の交通事故で損害金額の総額が１０００万円だった場合
通常ですと相手からの賠償金額が700万、自己負担が300万という形になりますが、人身傷害補償保険を使う事で1000万円をまとめて受け取る事が可能になります。
※相手から賠償金を受け取った場合は、その分を差し引いての受け取りになります。
損害金の先払いが可能な場合もあり
お互いに過失がある交通事故ですと、何かと問題になるのが示談交渉です。
お互いの主張が食い違い、過失割合を決定するまでに数カ月を要してしまったという話は珍しくありません。
過失割合が決まらないと相手からの賠償金額や自己負担がどの程度になるのかもわからないままになってしまいます。
そんな時に人身傷害補償保険を使う事で、過失割合の決定を待たずに治療費や慰謝料などの支払いをしてくれますので、金銭的な負担を軽減させる事ができます。
人身傷害補償保険のタイプは2種類
人身傷害補償保険には「車内・車外ともに補償」と「車内のみ補償」の２つがあります。
それぞれがどのような交通事故の時に補償の対象になるのか解説していきます。
車内・車外ともに補償タイプ
・契約中の車に乗っている時に交通事故に遭われてしまった場合
→交通事故時に搭乗されていた方なら、誰でも補償の対象になります。
・契約外の車でかつ他人の車に搭乗中の交通事故（タクシーや友人の車など）
→契約しているご本人+そのご家族であれば補償の対象になります。
・歩行中や自転車に乗っている時の交通事故
→契約しているご本人+そのご家族であれば補償の対象になります。
車内のみタイプ
・契約中の車に乗っている時に交通事故に遭われてしまった場合
→交通事故時に搭乗されていた方なら、誰でも補償の対象になります。
もちろん「車内・車外ともに補償」タイプの方が補償はかなり手厚くなりますが、保険料も上がってしまうのが現実です。
しかしご家族で「車内・車外ともに補償」なのか、「車内のみ補償」なのかを組み合わせる事で万全の態勢を整えられる可能性が高いです。
最後に
いかがでしたでしょか？
人身傷害補償保険も自賠責保険では補償しきれない部分を補ってくれる保険の1つです。
人身傷害補償保険の大きなメリットは過失割合に関係なく、実際の損害額が補償されるという点です。
※限度額を設定している場合は限度額まで
そして内容によってはご家族まで補償の対象になりますので、ご自身や大切がご家族をしっかり守る為にも、一度ご自身の保険の契約内容をチェックしてみましょう。
