こんにちは!
三郷市交通事故の情報サイト
三郷交通事故ドットコムです。
三郷交通事故ドットコムでは、
初めて交通事故に遭ってどうすればいいかわからないというあなたに
お役立ち情報を発信しています。
少しでもあなたのお力になれればと思います。
今回は示談交渉について説明していきます。
交通事故に遭われた後、最後に待っているのが示談交渉ですが、ここでも知識があるとないとでは損をしてしまう可能性もあるので、注意してくださいね。
示談交渉を始めるタイミングは?
示談交渉=損害賠償金額を決める話し合い
このように示談交渉は損害賠償金額を決定するものなので、損害額の目安がある程度わかるようになった時点で始めるのが一般的です。
人身事故であれば
①交通事故によるケガが完治した時
②症状固定と判断された時
③後遺症がある場合は後遺障害等級が確定した時
注意点としては損害賠償請求権には時効があります。
損害及び加害者知った時(権利を行使する事ができる事を知った時)から5年、
不法行為の場合は20年です。
ただし時効があるからといって早い段階での判断は禁物です。
多くの場合、治療が終了してから示談交渉が始まりますので、早期に示談交渉に進んでしまうと、後日追加で治療が必要になるような症状が出てきた場合などは認めてもらえる可能性がガクッと下がります。
重傷でない限り、時効まで治療期間が長くなってしまう、話し合いの折り合いがつかないという事はほとんどありません。
今後の生活もありますので、ご自身のお体が楽になるまでしっかり治療するようにしましょう。
示談交渉はどのように始まる?
示談交渉は「ではこれから示談交渉を始めます」という形で始まるわけではありません。
治療を続けていく中で、保険会社の担当者様から
「事故から○ヵ月経ちますので、そろそろ完治に近づいてきていると思いますが、状態いかがですか?」
「事故から○カ月経ち、そろそろ症状固定になりますので、後遺障害の申請をしてください」
などの連絡がきます。
このような連絡がきた場合は、保険会社様としてはそろそろ治療を終えて示談交渉を進めていきたいと思っていると考えてもらっていいと思います。
では保険会社様から上記のような連絡がきたら、示談交渉を進めなければいけないのかと言うと
決してそうではありません。
保険会社様は一般的にケガが治るまで期間を目安として決めていますので、一定期間経過した時に連絡がくるのですが、痛みがまだ残っていて治療を継続中の場合は、その旨を保険会社様に伝えるようにしましょう。
治療がよほど長期になっている場合以外は、治療を継する事ができて示談交渉へは進む事はありません。
示談交渉で損しない為にも
いざ示談交渉が始まるといった場合、まず保険会社様から入通院慰謝料を含めた(後遺障害に該当した場合はその金額も含めて)示談金額が提示されます。
初めての事故の場合は、保険会社様から提示された金額がはたして妥当なのかどうかの判断ができないのが現実です。
その為、多くの方が「こういうものなのか…」と判断してしまいますが、その判断が被害者なのにも関わらず損をしてしまっている可能性もあります。
特に入通院慰謝料、後遺障害慰謝料に関しては、以前の記事でも述べた通り各基準によって金額に大きな差があります。
慰謝料の基準について
弁護士基準の慰謝料が一番高額になりますが、被害者様自身が保険会社様へ「弁護士基準の慰謝料でお願いします」と伝えても適用になるわけではありませんので注意してください。
弁護士基準での慰謝料をもらう為には、必ず弁護士の方に相談して対応してもらう必要があります。
示談金額を提示されてから「おかしいのでは?」と思って動いても遅くはないのですが、事故初期、治療継続中から動けるともっといい結果に繋がる事がありますので覚えておいてください。
事故後、保険会社様とのやりとりに不安があるのであれば、早い段階で専門家に相談してみる事をおすすめします。
最後に交通事故の被害に遭われて気が動転していたり、保険会社様の対応に時に感情的になってしまう事もあると思いますが、できるだけ冷静に対応するようにしてみましょう。
またやりとりの中でわからない事があれば、その場で回答はせず一度保留にして、専門家の話を聞いた上で判断するようにしてみてください。