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三郷市交通事故の情報サイト
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初めて交通事故に遭ってどうすればいいかわからないというあなたに
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少しでもあなたのお力になれればと思います。
今回は交通事故に遭われた際にもらえる慰謝料について説明していきます。
慰謝料とは…
被害者様の精神的苦痛に対して支払われる金銭の事
交通事故に遭われてケガをした、ケガの治療で入通院をする、日常生活が送りにくくなったなど精神的な苦痛は様々です。
そしてその精神的な苦痛は目に見えないものですし、苦痛の感じ方は千差万別なので、それを金銭的に評価するのはとても難しいものになります。
その為、交通事故の慰謝料に関してはある程度の基準が設けられています。
そしてこの基準は、「自賠責基準」、「任意保険基準」、「弁護士基準」の3種類があります。
今回は慰謝料の中でも大半を占める「入通院慰謝料」というものに焦点を当てて説明していきます。
3つの基準
①「自賠責基準」
自賠責保険は交通事故の被害者に対して最小限の補償をする為に設けられた保険で、車を運転する者は加入が義務付けられています。
自賠責基準の慰謝料の計算方法は2種類あります。
①総治療期間×4,300円
②実通院日数×2×4,300円
この2つのうち少ない金額の方が適用されます。
例)治療期間3カ月(90日)、実通院数40日だった場合
①90日×4,300円=387,000円
②40日×2×4,300円=344,000円
この場合は②が慰謝料の目安の金額になります。
②「任意保険基準」
任意保険とは事故の損害賠償が自賠責保険でも賄いきれないとなった場合に加害者に変わって補償をしてくれるものです。
任意保険基準という名前だけあって、各任意保険会社様が定めている基準になりますので、
保険会社によって差があります。
その為、交通事故によるケガの治療が終わった際に保険会社様が提示してくる示談案が、その保険会社様が基準としている慰謝料額と考えてもらって良いと思います。
③「弁護士基準」
弁護士基準は民事交通事故訴訟損害賠償額算定基準上巻に記載されている内容を基準に算出されます。
この3つの基準の中で一番高額な基準となっています。
弁護士基準は過去の裁判例を基準にしているので、正当な金額に変わりはありません。
この3つの基準のうち、どの基準が適用になるかで慰謝料の金額は変わってきます。
自賠責基準<任意保険基準<弁護士基準というイメージです。
交通事故の加害者側が任意保険に加入している場合は、まず「任意保険基準」が適用になると考えた方がいいでしょう。
その提示された金額で納得できない!といった場合は、弁護士の方に相談して「弁護士基準」での慰謝料が適用になるように依頼するのも一つの手です。
入通院慰謝料を受け取る為に注意するべきこと
交通事故に遭われてしまったら「人身事故」として処理をしてもらうこと
交通事故が遭われてしまった時に明らかにケガを負っている場合は、「人身事故」として扱われます。
しかし交通事故発生時に明らかなケガが判明していない場合は、「物損事故」として扱われます。
「物損事故」扱いのままだと慰謝料が受け取れないというケースもあるので注意してください。
仮に「物損事故」扱いになっていても、整形外科で医師に診断してもらい、その診断書を警察へ提出し、人身事故に切り替える(人身切り替え)手続きを踏めば切り替えてもらう事ができます。
人身切り替えに明確な期間は設定されていませんが、早ければ早いほどスムーズに手続きが進みます。
症状が完治もしくは固定するまでしっかり通院すること
入通院慰謝料は実際に入院していた、通院した日数によって金額が左右されます。
なのでケガの状況を自己判断せず、医療機関で完治、もしくは症状固定と言われるまで定期的に通院するようにしましょう。
通院する時のポイント
1.まずは整形外科でケガの状況を診断してもらう
2.整骨院も併用する際は、その旨を整形外科、保険会社へ伝える
3.定期的に通院し、期間と回数を確保する。
→通院頻度は、整形外科は月1~2回、整骨院は週2~3回
治療期間中は定期的に整形外科への受診が必須です。
なぜなら、あなたが負ってしまったケガの状況を定期的に診断してもらう必要があるからです。
定期的な診断があれば、保険会社様も今後どれくらいの期間、治療にかかるのかを把握する事ができます。
逆に定期的な診断がないと保険会社様もケガの経過を把握する事ができない為、
早期に治療を打ち切られるケースがありますので注意してください。
いかがでしたでしょうか?
事故に遭われてしまった、事故によるケガの精神的な苦痛は慰謝料という金銭ですべて解決できるわけではありません。
しかし慰謝料の仕組みを知っておくことで、正当な補償を受けられるようになりますので、正しく理解しておきましょう。